ミクニヤナイハラプロジェクト
「船を待つ」
▷東京公演 2024年
3月23日(土)~31日(日)
吉祥寺シアター
◉矢内原美邦が描く現代版「ゴドーを待ちながら」
船を待つ人々の異なる想いが交差し、時のなかで運命の出会いや別れが紡がれる。永遠の船着場で彼らの孤独は謎めいた方向へ向かっていく。
◉ミクニヤナイハラプロジェクト最新作!
昨年12月大阪の扇町ミュージアムCUBEで初演を迎えた本作をさらにブラッシュアップし、音楽にTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの石川智久氏、映像美術に高橋啓祐を迎え、さらに東京公演バージョンとして新たな俳優陣も加わり、大阪公演の出演者とのダブルキャストで吉祥寺シアターにて上演します。
作・演出:矢内原 美邦
出演:
渡辺 梓 笠木 泉 鈴木 将一朗
※ダブルキャスト
大阪公演バージョンキャスト:
白木原 一仁 佐々木 ヤス子 沢栁 優大
音楽:石川 智久
美術:高橋 啓祐
照明:岡野 昌代
- Ticket
・一般:前売4,000円
・U22:2,000円 ※当日年齢のわかる証明書提示
・当日:4,500円
Peatixにて販売中。下記より日時を選択してください
※注:◉は大阪公演バージョンキャスト
日付 | 開演時間 |
3月 23日(土) | ▶︎19:30 |
3月 24日(日) | ▶︎14:00 / ▶︎19:30 |
3月 25日(月) | ▶︎19:30 |
3月26日(火) | 休演日 |
3月 27日(水) | ▶︎19:30 |
3月 28日(木) | ◉14:00 / ▶︎19:30 |
3月 29日(金) | ◉14:00 / ▶︎19:30 |
3月 30日(土) | ◉14:00 / ▶︎19:30 |
3月 31日(日) | ▶︎14:00 |
*受付開始、開場共に開演の30分前。
*受付順のご入場となります。
*演出の都合上、開演後のご入場はお待ちいただく場合がございます。
<お問い合わせ>
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- Profile
ミクニヤナイハラプロジェクト
振付家でもある矢内原美邦が、2005年に「演劇作品」を制作することを目的に立ち上げたソロプロジェクト。圧倒的な情報量と運動量で知られる舞台では、劇画的にデフォルメされたキャラクターが、言葉と体をダンスするかのごとく高速回転させ、ドライブ感に溢れた魅力が生まれる。
2005年吉祥寺シアターこけら落とし公演として第1作目『3年2組』発表。2008年同作で愛知県芸術劇場演劇フェスティバルへ参加。2010年京都府立文化芸術会館シェクスピア・コンペにて優秀賞受賞。2012年『前向き!タイモン』が第56回岸田國士戯曲賞を受賞。2015年『シーザーの戦略的な孤独』をタイ・バンコクで現地の俳優とともにリクリエーションし、Bangkok Theatre Festival 2015(バンコク/タイ)に参加。2016年には、フェスティバル/トーキョー14で上演した『桜の園』で烏鎮演劇祭(中国)に参加し、日本的でありながら前例のない身体表現と演出が評価され、その年の芸術祭評価委員による最高得点を獲得した。
矢内原 美邦
振付家・演出家・劇作家。1997年にダンスカンパニーNibrollを結成、代表兼振付家として活動を始め国内外のフェスに招聘される。2005年にミクニヤナイハラプロジェクトを始動、劇作・演出を手がけ第56回岸田國士戯曲賞受賞。off-Nibroll名義で映像美術作家高橋啓祐と美術作品の制作も行い、上海ビエンナーレ、大原美術館、森美術館、仙台メディアテークなどの展覧会に参加。ダンスと演劇、美術などの領域を行き交いながら作品制作を行う。行定勲監督、佐藤信介監督の映画に振付提供なども行う。2001年ランコントレ・コレオグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ・ナショナル賞、2007年第1回日本ダンスフォーラム大賞受賞、2012 年横浜市文化芸術奨励賞受賞。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授。
- Performer
渡辺 梓
俳優。似て非works所属。仲代達矢主宰の「無名塾」に入塾後、NHK連続テレビ小説「和っこの金メダル」(1989年)にてヒロインでデビュー。以降テレビ、舞台、映画など俳優として活動。2010年より美術家・稲吉稔とアートプロジェクト「似て非works」を始める。「ゆたかなイばしょ」をテーマに、日常の中で見過ごされている「価値」や「資源」に注目したアート活動やリノベーション事業にも取り組んでいる。2020年に無名塾を離れ、「似て非works」を窓口として個人での俳優活動を開始。最近では、大切な人へ贈る「声の贈り物」プロジェクトを始める。
笠木 泉
福島県いわき市出身。日本女子大学人間社会学部文化学科在学中、俳優として宮沢章夫主宰の遊園地再生事業団に参加。以後、遊園地再生事業団を中心に、ペンギンプルペイルパイルズ、劇団、本谷有希子、劇団はえぎわ、ミクニヤナイハラプロジェクト、ニブロール等の舞台作品に多数出演。テレビドラマ「あまちゃん」や映画「パンドラの匣」「残穢」「ゴールデンスランバー」等、映像作品にも多数出演する。またOVAアニメ「フリクリ」、「ピューと吹く!ジャガー」に参加し声優としても活動する。2018年から自らが戯曲を書き演出するフィールドとしてソロ演劇ユニット「スヌーヌー」をスタートさせ、以降、劇作家、演出家としての活動を続けている。2023年11月、劇壇ガルバ「砂の国の遠い声」(作・宮沢章夫/東京芸術劇場シアターWEST)の演出を担当。2016年「家の鍵」せんだい短編戯曲賞最終選考ノミネート。2021年「モスクワの海」が第66回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート。
鈴木 将一朗
文化服装学院卒業。在学中より須永辰緒に師事し、渋谷オルガンバーを中心にDJとして活動したのち、東京乾電池、遊園地再生事業団に参加。 近年の出演作に、新国立劇場中劇場『レオポルトシュタット』(演出:小川絵梨子)、ほろびて『あでな//いある』(作・演出:細川洋平)など。ミクニヤナイハラプロジェクトには旗揚げ公演から参加し、岸田國士戯曲賞受賞作『前向き!タイモン』で主演するなど、初期矢内原作品の中心俳優として活躍。今回『桜の園』以来10年ぶりの参加になる。
大阪公演キャスト
※ダブルキャスト
3月28日(木)、29日(金)、30日(土)のそれぞれ14:00の回に出演
白木原 一仁
俳優、パントマイミスト、臨床道化師クリニクラウン。俳優養成所で演劇を始め、退所後、師である上海太郎により身体操作及び表現そのものの楽しさを教わる。リズム感のある演技、マイムスキルから滲み出る表現力、そして特徴のある声質が演劇世界に華を添える。また、演劇以外に音楽や医療など様々な方面でも活動。クリニクラウン”かずぅ”として全国の小児病棟へ訪問している。マイム講師・マイム視点からの演技講義も。
佐々木 ヤス子
サファリ・P所属。神戸大学 発達科学部 人間表現学科卒業。同大学在学中より演劇活動を開始する。ノンバーバルシアター「ギア-GEAR-」レギュラー出演中。サファリ・Pでは2019年瀬戸内国際芸術祭に参加する他、コソボ共和国のFEMART FESTIVALに招致され上演するなど、国内外問わず活動の幅を広げている。「エミィ賞グランプリ」にて作品賞を受賞するなど、コメディエンヌとしても評価を受けている。桃園会、劇団壱劇屋、劇団ガバメンツ、劇団コケコッコー、突劇金魚、匿名劇壇などに出演。コメディからシリアスな役どころまで柔軟に適応できる演技力には定評がある。
沢栁 優大
1999年長野県生まれ、京都府出身。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻卒。2019年、京都を拠点に活動する劇団/アーティストグループ「安住の地」に入団。以降、ほとんどの舞台・映像作品に出演。スタジオオーデュボン所属。人形浄瑠璃文楽の三味線弾きである父の影響で、胎児のころから舞台芸術に触れる。主な出演作品に安住の地『凪げ、いきのこりら』『いきてるみ』などの劇団作品、MODE『魚の祭』などがある。
音楽
石川 智久
2002年、管弦楽歌曲『綴』がウィーン宮廷音楽家のオリヴェラ・ミリャコビッチ氏の招待で、旧ユーゴスラヴィアで初演、イタリア、オーストリアで再演された。山中透(dumb type)のシンガポール、フランスでのインスタレーションやダムタイプeraのライブパフォーマンスへの参加。現代舞踏家、石井則仁(山海塾)映像作品とのコラボレーション。CMやアニメーションへのサウンドトラックや主題歌の提供など。エレクトロユニット TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDとしても活動している。主な楽曲提供作品として、『機動戦士ガンダムAGE』、『SHORT PEACE』大友克洋原作、『トリニティセブン』、『おそ松さん』、『賭ケグルイ』、『ウルトラマンブレーザー』など。
映像美術
高橋 啓祐
映像作家。美術館、ギャラリー、劇場、パブリックスペースなど多様な空間で作品を発表。映像インスタレーションとともにパフォーマンスも展開し、身体と映像の関係性を追求している。イタリアや台湾のギャラリーなどでも個展を開催し、「瀬戸内芸術祭」(16年)、「ジャカルタ・ビエンナーレ」(17年)、中国「上海空間芸術祭2019」(19年)など国際展への参加など、横浜を拠点に国内外での制作、発表をおこなっている。一方でパフォーミングアーツカンパニー「Nibroll」では1997年の設立時より映像ディレクターを務め、「越後妻有トリエンナーレ」(15年)、「Singapore Internationl Festival of Arts」(15年)、上海ビエンナーレ(04年)などにも参加。「第9回文化庁メディア芸術祭」審査委員会推薦優秀作品受賞(05年)、オーストリア・グラーツアートプロジェクト「BIXメディアコンペティション」優秀賞受賞(05年)などを受賞。
- staff
舞台監督:湯山千景
音楽:石川智久
映像美術:高橋啓祐
照明:岡野昌代
音響:predawn
宣伝美術:石田直久
制作:秋津ねを
制作協力:松本悠
協力:ねをぱぁく プロデュースユニットななめ45° サファリ・P 安住の地 ワン・ツゥ・スリー 似て非works株式会社 スヌーヌー 青春事情
共催:公共財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
主催:一般社団法人ニブロール
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