ミクニヤナイハラプロジェクト吉祥寺シアター公演

「 曖 昧 な 犬 」

2018322日(木) 325日(日) @吉祥寺シアター  ▶Access

2017年3月に大阪クリエイティブセンターにて初演を行った矢内原美邦最新作が新しい出演者とともに
さらに作品に磨きをかけて吉祥寺シアターに登場!


作・演出:矢内原 美邦

出演:石松太一、菊沢将憲、細谷貴宏

 



 日付 開演時間
322日(木) 19:30 
323日(金) 19:30
324日(土) 14:00
18:00 *終演後トークあり
3 25日(日) 14:00

- TICKET

【チケット発売日】2018年1月8日(月・祝) 10:00

一般前売 3,500円  学生 2,800円(要学生証)  当日 3,800円 *全席自由

アルテ友の会会員・武蔵野市民(在勤・在学可)3,150円(武蔵野文化事業団のみ取扱)

<お問い合わせ>
株式会社precog ▶︎MAIL

 



- story

記憶はつねに曖昧だ。
たくさんの経験をしてきたのに、全部忘れてしまったよ。
本当のところ、僕らはなにもわかってないんだ。
僕らはずっとここにいたよ。
この閉ざされた小さな部屋でずっと膝を抱えて過ごしてきたんだ。
もしこの部屋に窓があれば、きっときれいな空だろうね。

光のない小さな部屋で彼らは思い出していた。
こんなふうに世界と無縁で生きられるなんてしらなかったよ。
助けを呼んでも誰も来ない。
たしか昨日もこの部屋からどうやって脱出しようかとあれこれ手段を考えていたはずだ。

音もなく、光もなく、この部屋の外に本当に世界はあるのかな?
もしかしたら自分たちだけを残して、世界は終わってしまったんじゃないのかな?
そもそも僕らはいつからここにいる?
キミ誰?

記憶はつねに時間のあとをついてくるわけじゃない。
部屋のすみを通り過ぎていく光のない影を見送った夜、
知らない部屋で知らない顔の知らない言葉たちがつぶやきだす。

閉ざされた場所にいると様々な感覚が狂ってくるんだ。
いつかの記憶? 誰かの名前? 自分の存在?

ひとりじゃないか!
すべてが崩壊に向かう部屋でキミは笑った。

そろそろ時間だ。そのはずだ。
窓を開けよう。光に溢れた架空の窓を。
新しい世界だ。触れたことのない時間がゆっくりと動きだす。

 


 

- actor's profile

   
 菊沢将憲(きくざわ まさのり)

俳優・劇作家・演出家・ミュージシャン・映画監督。俳優として野田秀樹、西田シャトナー、小野寺修二、ノゾエ征爾、黒田育世、康本雅子、河瀨直美の舞台に出演。2003年に主演映画「815」 がバンクーバー国際映画祭にて審査員特別賞受賞。昨年はアヴィニョン演劇祭で初演されたアンジェリカ・リデルの舞台「¿ Qué haré yo con esta espada ?」に出演し、監督した映画「おーい、大石」が第38回ぴあフィルムフェスティバルに入選。矢内原作品にはニブロールも含めて3作目の出演となる。
▶︎web site
   石松太一(いしまつたいち)

埼玉県出身。フリー活動後、2010年から劇団青年団に所属。主な出演作は青年団「ソウル市民」「冒険王」「南島俘慮記」「さよならだけが人生か」。
またキム・ギドク監督「STOP」や「ヨコハマパラトリエンナーレ2017『不思議の森の大夜会』」などにも出演している。
ミクニヤナイハラプロジェクトには「東京ノート」に続き2回目の出演。
   細谷貴宏(ほそたにたかひろ)

1987年生まれ。大阪府出身。2010年度ENBUゼミナール演劇コース修了。
DULL-COLORED POP、アマヤドリ、ままごと、ワワフラミンゴ、贅沢貧乏、東京ELECTROCK STAIRS、スイッチ総研など、多様な形式の作品に俳優として参加。またソロプロジェクト「ばけもの」にて自身の作品を不定期的に制作している。
ミクニヤナイハラプロジェクトには「東京ノート」「桜の園」(中国公演)に続き、今作が3度目の出演。




- Mikuni Yanaihara Project Profile


ミクニヤナイハラプロジェクトとは

ダンサー、振付家でもある矢内原美邦が、2005年に「演劇作品」を制作することを目的に立ち上げたソロプロジェクト。圧倒的な情報量と運動量で知られる舞台では、劇画的にデフォルメされたキャラクターが、言葉と体をダンスするかのごとく高速回転させ、ドライブ感に溢れた魅力が生まれる。05年吉祥寺シアターこけら落とし公演として第1作目『3年2組』発表。10年に第5作目『前向き!タイモン』がシェクスピア・コンペにて優秀賞受賞、12年に第56回岸田國士戯曲賞を受賞。15年に『シーザーの戦略的な孤独』をタイ・バンコクで現地の俳優とともにリクリエーションし、Bangkok Theatre Festival 2015(バンコク/タイ)に参加。2016年には、フェスティバル/トーキョー14で上演した『桜の園』で烏鎮演劇祭(中国)に参加し、日本的でありながら前例のない身体表現と演出が評価され芸術祭評価委員による最高得点を獲得するなど、近年アジアからの熱い注目を浴びている。

矢内原 美邦 - Mikuni Yanaihara

振付家、演出家、劇作家。大学で舞踊学を専攻、在学中にNHK賞、特別賞など数々の賞を受賞。97年にニブロールを結成し、主宰を務める。日常の身ぶりをモチーフに現代の空虚さや危うさをドライに提示するその独特の振付けは国内外での評価も高く、身体と真正面から向き合っている数少ない振付家のひとりと言える。ラオコオン・フェスティバル(ハンブルグ)、The Kitchen(ニューヨーク)などの国内外のダンスフェスティバルに招聘され、05年にはソロ活動ミクニヤナイハラプロジェクトを始動し、劇作・演出も手がける。12年『前向き!タイモン』で「第56回岸田國士戯曲賞」受賞。07年「日本ダンスフォーラム賞優秀賞」受賞。12年「横浜市文化芸術奨励賞」受賞など。平成27年度文化庁文化交流使。▶blog ▶twitter

 


 

- staff

技術監督:鈴木 康郎

舞台監督:湯山 千景

映像・美術:高橋 啓祐

照明:南 香織(LICHT-ER)

絵:松木 崇

宣伝美術:石田 直久


協力:On Visual、近畿大学矢内原美邦研究室、SNOW Contemporary、青年団、ばけもの
特別協力:急な坂スタジオ
企画制作:precog
助成:芸術文化振興基金、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
主催:ミクニヤナイハラプロジェクト
共催:公益財団法人 武蔵野文化事業団