振付・演出：矢内原 美邦
映像・美術：高橋 啓祐
音楽：スカンク／SKANK
衣装デザイン：田中洋介

出演：
井上硝湖　竹田浩子　田中里奈　中川晴加　吉岡夏芽　
渡邊晶太　稲垣明宏　今西真央　本宮真緒　道越愛理　
柴林亮　増田知就　森田誠　湧田裕貴　楠田東輝

 

舞台監督：北村侑也　照明：幸野英哲　制作：竹内桃子

アシスタント：
舞台監督：滝川加奈子　　照明：坂元祐文　岩橋芽生　有馬優夏　　
音響：和田晏佳　大成泰平　　舞台美術：小谷文美子　川島里紗　　
衣裳：渡辺恵理　　映像：村山直人
制作：中川晴加　田中里奈　増田知就　井上優子

 

主催：近畿大学文芸学部
協力: PAC West.Inc, / K Productions / 匿名劇壇 / 株式会社precog

- Concept

私たちはなにもかも留めておきたくて簡単にシャッターを切っては、どうでもいいことを記録する。
でもそこに私たちが探している本当の風景はあるのだろうか？

記録した風景は何十億にも重なり、やがては曖昧なただの残像になっていくだろう。
失われた時間をつなぎとめてくれるのは私たちのイマジネーションだけかもしれない。

そこには、楽しいことも悲しいことも理性も暴力も現実も、またその逆もある。
理想では描ききれない明確な線がある。

私たちは、いま目のまえにある風景をレコードしなければと思う。
このなんでもない日々を。いまそこを流れていく時間を。

そして、記録しても記録しても消えてしまうものについて考えなければと思う。
手を伸ばしても届かない時間について。その距離について。風景について。