2012. 7.20(fri) - 8.12(sun)@ヨコハマ創造都市センター +map
 

1人芝居 -spoken word-
「家は南に傾き、太陽に向かって最も北から遠い」

演出:off-Nibroll  映像:高橋啓祐  作:矢内原美邦
出演:たにぐちいくこ/時田光洋/松永大輔/三科喜代/光瀬指絵/守美樹
▶出演者プロフィール

第56回岸田國士戯曲賞を受賞した矢内原美邦による新作書き下ろし!
高橋啓祐の映像によるoff-Nibrollのインスタレーション空間で、
6人の役者たちが日替わりで演じる一人芝居です。

家は未来でなく、日々でした。
これはある静かな一日の話です。
朝が来て、夜が来ます。雨が降り、小鳥がさえずります。
同じような形をした家を売る人がいます。
そしてそれを買おうとする人たちがいて、みな一様に自分の未来のために家を買います。
彼らは後ろ向きになって徐々に、南に傾いていく家を見上げながら、
日陰を選んで、畏れを飲み込み、日々を生きます。
彼らが買ったのは家ではなく、家を建てる記憶でした。
静かな一日が終わる頃、そこにはただ日々があります。

 

■一人芝居観覧料 500円。予約は不要です。
■Nibroll 公演「see / saw」(一般3,200円/学生2,800円/当日3,500円)の半券をお持ちの方は無料でご覧頂けます。

★演出の都合上、ラスト5分(開演後約25分)は途中入場できませんので予めご了承ください。

 
◇公演&一人芝居スケジュール

◇off-Nibroll展示:7月20(金)〜8月12日(日)休館日なし、公演日は公演開始60分前まで

たにぐちいくこ

京都市生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。在学中より自作のアートパフォーマンスを屋外や美術館など各地で発表。六本木アートナイト、NHK「うごく絵じてん」などで作品を発表。主な舞台出演はミクニヤナイハラプロジェクト「幸福オンザ道路」、NHK「松尾スズキ少女歌劇団」、毛皮族「天国と地獄」、世田谷パブリックシアター企画「チャチャチャのチャーリー」、SWANNY「私のエプロン」。〈温泉きのこ〉の公演にはこれまでに10公演に参加。


時田光洋(ときた みつひろ)

off-Nibroll、矢内原作品、初参加。言葉と身体とその他の、すべてを含む表現を好む。でも良ければ何でも!。最近の出演作に、遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986-2011』、ジエン社『アドバタイズド・タイラント』、振付家ファビアン・プリオヴィユのリサーチWS公演『ラ・ラ・ランド』、『まちがいの狂言』『国盗人』(野村萬斎演出)、『ファウスト博士の悲劇』『わが魂は輝く水なり』(蜷川幸雄演出)、『ハムレット』(J・ケント演出)、時々自動『歌のエリア−1』など、その他多数。野村萬斎に主に現代劇で師事、万作の会の狂言にも出演。


松永大輔(まつなが だいすけ)

1980年生まれ。俳優。これまでの主な舞台出演作品として、オールツーステップスクール「ラブストリームス・ノートブック」、プリセタ「モナコ」「コミック」、鳥公演「乳水」「家族アート」、オーストラ・マコンドー「東京の空に」「チャイムが鳴り終わるとき」「ロンググッドバイ」などがある。また、2012年4月には映画監督の浅野晋康とのユニット「エマニュエル」にて第一回公演「甘い記憶」を公演した。


三科喜代(みしな きよ)

95年より舞台中心に活動。ホリプロお笑いライブ、吉本興業MASS jack showメンバーを経て、遊園地再生事業団、メタリック農家、チェリーブロッサムハイスクール、ブラジル、ドリルチョコレート×キコなどに出演。FEBRUARY POWDER SNOW作演出主宰。矢内原美邦作品には「桜の園〜いちご新聞より〜」、震災チャリティ公演art for tomorrowと今回で三作品目参加。


光瀬指絵(みつせ ゆびえ)

俳優。東京都出身。カムカムミニキーナ、猫のホテルを経て、作家・福原充則らと共にニッポンの河川を旗揚げ。劇団、本谷有希子、東京デスロック、ロハ下ル、快々、等出演多数。ミクニヤナイハラプロジェクトには「青ノ鳥」「五人姉妹」「幸福オンザ道路」へ出演。劇作家・鈴江俊郎らと結成したユニット〈三匹の犬〉、作家・ふじきみつ彦らと結成した〈昨日の祝賀会〉でも活動。幅広い表現の場で節操なく活躍中。
+ニッポンの河川

 


守美樹(もり みき)

1987年神奈川県生まれ。〈世田谷シルク〉所属。主な舞台作に 砂地「リチャード二世」、DULL-COLORED POP「Caesiumberry jam」、世田谷シルク「 渡り鳥の信号待ち」などがある。 矢内原美邦作品出演作「幸福オンザ道路」。