「Imagination Record」 2017
Nibroll結成20周年作品/KAAT Dance Series 2017参加作品
digest
2017. Aug. at KAAT神奈川芸術劇場(横浜)
2018. Oct. at 近畿大学東大阪キャンパス11月ホール
演出・振付 : 矢内原美邦
映像・美術 : 高橋啓祐
音楽 : スカンク/SKANK
衣裳 : 田中洋介
出演 :
浅沼圭 石垣文子 大熊聡美 中西良介
藤村昇太郎 皆戸麻衣 村岡哲至
Promotion
photo:Hideto Maezawa
Flyer design:
Okamoto Tsuyoshi+
Keisuke Takahashi
Nibroll結成20周年を記念し、KAAT神奈川芸術劇場とともに新作を共同製作。出演者はオーディションを実施してダンサーのみならず 役者も選出し、言葉と身体の動きが折り重なるようなセリフのあるダンス作品を創作した。 世界各地で頻発する震災やテロ、そして突如奪われてしまう命の儚さを受けて、いくら記録しても失われてしまう時間や記憶、風景につ いて描き出す。東日本大震災以降、『see / saw』(2012)、『リアルリアリティ』(2015)、『世界は縮んでしまってある事実だけが残 る』(2016)と「記憶」や「時間」をキーワードに創作を続けているNibrollが、さらに発展させて「今」を生きることや目の前の風景を 残していくことを追求した作品。
- Concept -
私たちはなにもかも留めておきたくて簡単にシャッターを切っては、どうでもいいことを記録する。
でもそこに私たちが探している本当の風景はあるのだろうか?
記録した風景は何十億にも重なり、やがては曖昧なただの残像になっていくだろう。
失われた時間をつなぎとめてくれるのは私たちのイマジネーションだけかもしれない。
そこには、楽しいことも悲しいことも理性も暴力も現実も、またその逆もある。
理想では描ききれない明確な線がある。
私たちは、いま目のまえにある風景をレコードしなければと思う。
このなんでもない日々を。いまそこを流れていく時間を。
そして、記録しても記録しても消えてしまうものについて考えなければと思う。
手を伸ばしても届かない時間について。その距離について。風景について。
- staff -
技術監督:堀内真人
音響:徳久礼子
舞台監督:藤田有紀彦
照明:梶谷剛樹
宣伝美術:岡本健+ 高橋啓祐
記録写真:前澤秀登
記録映像撮影:須藤崇規
主催: KAAT 神奈川芸術劇場
特別協力:急な坂スタジオ
企画制作:precog
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
Special thanks :
On Visual、SNOW Contemporary、ナイロン100℃、ビクターミュージックアーツ、プリッシマ
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