「Small Island」 2008
「Small Island」Digest
2008. Nov. at ZAIM 横浜創造界隈
演出・振付・出演:矢内原美邦
映像:高橋啓祐
音楽:スカンク/SKANK
衣装:矢内原充志
照明:滝之入海
美術:久野啓太郎
出演:
カスヤマリコ 黒田杏菜 福島彩子 高橋幸平 藤原治
橋本規靖 ボディポエット・カズマ・グレン
- Performance -
- Exhibition -
photo:Nobutaka Sato
- Interview -
小部屋から見る展示と身体の関係性 テキスト:牧智美
- Review -
石井達郎(舞踊評論家) 朝日新聞2008年12月掲載
CGで魅力的な動画を作ってきた高橋啓祐が、今回はさまざまなアーティストの体の動きを撮った実写映像を白壁に映し、衣装の矢内原充志は自分で製作した布地のパターンを床一面に敷き詰める。照明の滝之入海は、発光ダイオードと蛍光灯の点滅を作品にしている。
ダンスは、「照明」と「衣装」の部屋で同時進行し、観客(60人ほどに限定)は自由に両部屋を行き来する。後半は全員が別の部屋に移動し、振り付けの矢内原美邦を含めた7人のダンサーが踊る。子供たちがじゃれあい、小突きあい、けんかしあっているような激しい動きを、絶叫をまじえて間断なく畳み掛ける。(中略)
矢内原とサウンドのスカンク他のアーティストらの仕事はそれぞれ充実していて、舞踊とインスタレーションの枠を超えた共同作業が、近い将来、更なる強度を見せるだろうという予兆を感じさせた。
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